2017年5月13日土曜日

アパッチのインストール

1. Apacheのインストール

前回はvagrantとvirtual boxをダウンロード、インストールしました。今回はさらにApacheをインストールして仮想マシンをサーバー化します。とりあえずinfoコマンドをteraterm上で実行してインストール可能なApacheを確認します。

$ yum info httpd


上のようにいろいろな情報が表示されると思います。Nameの部分にhttpdと書いてありますが、これがApacheの名前です。問題なさそうなのでとりあえずApacheをインストールします。

$ sudo yum -y install httpd

するとインストールが始まります。
インストールが始まります。終わるまでしばらくかかるかもしれません。

2. Apache (httpd) をスタートする

Apache(httpd)をスタートするためには以下のコマンドを実行します。パスワードは「vagrant」。
CentOS 7の場合:
$ sudo systemctl start httpd.service
CentOS 6以前:
$ sudo service httpd start

なんかエラーが出て実行できない場合はパスが通っていないのだと思います。なので以下のコマンドを実行します。
CentOS  7の場合:
$ sudo /sbin/systemctl start httpd.service
CentOS 6以前:
$ sudo /sbin/service httpd start


Apacheのステータスを確認するには以下のコマンド。
CentOS 7の場合:
$ sudo systemctl status httpd.service
CentOS 6以前の場合:
$ sudo service httpd status

Apacheを止めるには以下のコマンド。
CentOS  7の場合:
$ systemctl stop httpd.service
CentOS 6以前の場合:
$ service httpd stop

Apacheの再起動には以下のコマンド。
CentOS 7の場合:
$ sudo systemctl restart httpd.service
CentOS 6以前の場合:
$ sudo service httpd restart

3. Apacheが自動的に始まるようにする

仮想マシンがスタートしたら自動的にApacheがスタートするようにするため以下のコマンドを実行します。
CentOS7の場合:
$ sudo systemctl enable httpd.service
CentOS6以前の場合:
$ sudo chkconfig httpd on


4. Apacheが動いていることの確認

Vagrantfileで指定した次のURLにアクセスします。(事前にApacheをスタートしておいてください。)

http://192.168.33.10/

もし仮想マシンとApacheがちゃんと動いていれば次の画面が表示されます。




5. シンボリックリンク

ホストPC内の共有フォルダーにあるものは仮想マシンの/vagrantで共有されます。中に入ってるものがそのまま/var/www/htmlにコピーされれば更新が即座に反映されブラウザからアクセスして更新が確認できたりするので便利です。なのでこれを実現するためにシンボリックリンクを張ります。

$ sudo rm -rf /var/www/html
$ sudo ln -fs /vagrant /var/www/html

これでシンボリックリンクが張れたはず。以下のコマンドを実行して、共有フォルダ内のファイルが表示されれば成功です。

$ ls /var/www/html



この共有フォルダにhello.htmlとかphpファイルとかpythonのファイルをいれることでhttp://192.168.33.10/hello.htmlのようにブラウザからアクセスできるようになります。



リンク:
1. VagrantとVirtual box
2. アパッチのインストール
3. MySQLのインストール
4. Pythonのインストール
5. PythonでHello World